蚊は、吸血昆虫の代表的な虫で、どこにでも見られます。日本には100種類くらい生息し、主な吸血性の蚊は右の3種がほとんどです。
昼間に吸血をする蚊で、逆に夜になると活動が止まります。ヤブカとも呼ばれてます。 小型で黒く、背中の部分に一本の白い線があり。体長は5mmほど。小さな水たまりが発生源です。
活動時間は主に夜(日没)から日の出まで、屋内で最も普通に見られます。 中型で赤褐色。耳元でプ~ンと羽音を立てる蚊です。
都心で最近増えています。ビルなどの地下水域から発生し、低温に強く冬期休眠しないヤッカイな蚊。
主に春~夏にかけて発生する体長5mm前後の小型のハエのような吸血性の虫です。キャンプ場や渓流などに多く、朝夕に活動します。
ブユに刺されると、血が流れ出て、唾液に含まれる毒素によって激しいかゆみと腫れが生じます。別名はブヨ、ブトと呼ばれ、日本でおよそ30種生息しています。人の血を吸うのはアオキツメトゲブユを含めて5種類くらいです。
体長約4mm、灰黒色、脚の腿節と脛節に黄色部があります。人のほか馬や牛からも激しく吸血するブユです。
体長3-5mm、黒褐色で、脚に黄白色の斑紋をもっています。日本全土に分布する吸血性の普通種です。
主に夏に発生。体長は5~20mm程度。牛や馬などの血を吸うアブの中には、人の血を吸うものもいます。家畜がいる場所に多いです。
体長23~29mm。褐色がかって、複眼が緑色です。幼虫は放牧場の土中や水田などに生息し、ミミズなどを捕食していますが、人に刺咬症の害を与えます。
体長25~30mm。吸血性アブの最大種で、日本に広く分布しています。スズメバチによく似ているのでハチアブという別名で呼ばれます。
体長18~20mm。腹部は黒く、腹部背の灰白の三角斑が目立ちます。人のほか牛を好んで吸血します。
6月頃~9月頃に主に発生し、体長は直径3mm前後の小さなクモのような虫。人を刺したり、アレルギーの原因や皮膚疾患を起こします。
体長は0.5~1mm。淡い褐色です。ネズミや鳥の体や巣の中からはい出して人から吸血します。
体長は、約0.5mm。体色は乳白色です。触肢は強大で末端の爪も発達しています。 首筋や腹部、足等の柔らかい部分を刺咬します。
体長は、0.3~0.5mm。乳白色で、胴体部に多数の長い毛が生えているのが特徴です。 食品のほか、新しい畳などに大発生することがあります。
日本では約80種類のノミが記録されています。成虫はオス、メスともに血を吸い、人間や動物に寄生します。長い後ろ足で高く跳躍するのが特徴。
体長はメス2~4mm、オス1.5~3mm。 全世界に分布し、人をはじめ数十種の哺乳類や鳥類から吸血します。
メス2~3.5mm、オス1.5~2.5mm。頭部の長いのが特徴です。 全世界に分布し、イヌノミより人にたかりやすく、ネコはもちろんイヌやネズミにも外部寄生するノミです。
メス3~4mm、オス2~3mm。頭の形が丸いのが特徴です。イヌのほか多くの哺乳類や人に外部寄生します。
中型~大型のハチで、日本では、約26種が知られています。巣を刺激すると刺されることがあります。巣が最大になる9月頃は、特に危険です。
体長は女王43~45mm、働きバチ27~40mm。世界最大のスズメバチです。 人に対する攻撃性はスズメバチ類で最も強く、巣に近寄るのは非常に危険です。
体長20mm前後のハチで,軒下,木の枝などいろいろな場所に巣を造ります。スズメバチに比べ、全体的に細身であり脚が長いのが特徴です。
体長2mm前後で、赤褐色、雌にははねがなく、寄生バチの一種でアリによく似ています。6~9月頃、大発生することが多く、その場合は人を刺す被害が起きます。